副業Webデザイナーの始め方【未経験・初心者OK】

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「副業でWebデザインをやってみたいけどどうやって始めたらよいの?」
「Webデザインを副業にすることはできるの?」

最近私の周りでも副業に関心をもつ人が増え、上記のような質問をされる機会も増えてきました。

結論から言うと、Webデザイナーは副業にも最適な職業です。

そこで今回は副業でWebデザインを仕事にしてみたい方のために、
Webデザインがおすすめな理由、
仕事内容、未経験の初心者から副業を始める方法、
副業開始前に考えておくべきこと、
などについて解説していきます。

Webデザインが副業にも最適な仕事である理由

まずはWebデザインの仕事が副業としても理想的である理由について解説していきたいと思います。

仕事と収入の幅が広い

Web制作関連の案件は、その内容の幅が広いです。

バナー制作のように数時間で完結できるものから、サイト構築のように数週間〜数ヶ月かかるようなものまで、案件の規模が様々です。

仕事内容によって単価も大きく違います。

例えば、隙間時間でできる細かい案件をこなして月に3〜5万円くらい稼いでもよいし、時間を確保してしっかりコミットすれば月数十万円を稼ぐこともできます。

つまり、目標とする収入額や副業に使える時間に応じて仕事量をコントロールしやすいのがWebデザインの仕事です。

また、実績・スキル次第で自分の単価を上げられるので、労働時間を変えずに収入を増やすこともできます。

在宅ワーク(リモートワーク)ができる

Webデザイナー職の人気の理由の1つが、その柔軟な働き方にあります。

特に、在宅ワークができることは、副業をする人にこそ大きな魅力になることでしょう。

未経験・初心者でも習得しやすい

Webデザインの経験がない人でもスキルを身につければ、副業Webデザイナーになれます。

基本スキルを身につけるための勉強は必要ですが、そもそも、副業で効率的に稼いでいくなら何かしらの専門スキルは必要不可欠です。

現時点で副業に活かせる専門的なスキルがないのであれば、Webデザインはおすすめできます。

Webデザインに近しいジャンルの副業にプログラミングがありますが、プログラミングは基礎を習得するまでの難易度が高く、挫折する人が多いのも事実です。

それに比べると、Webデザインは全くの素人でも学びやすい分野なので、基礎習得でいきなり躓いてしまうことは少ないと言えます。

プログラマーは圧倒的に人材が不足しているので、需要は非常に高いですが、あくまで副業と考えると案件は重たいです。

もともと経験者で作業に慣れている人、あるいは、副業でもガッツリ働きたい人にはプログラミングもおすすめです。

ただし、最終的には、自分の興味を持てる仕事を選ぶべきです。
Webデザインであれ、プログラミングであれ、何であれ、興味がない仕事は続かないからです。(それが副業ならなおのこと)

スキルの応用範囲が広い

Webデザインのスキルは、Webを使った様々な分野で活かすことができます。

Webデザインを学んだからと言って、制作の仕事だけを続けないといけないこともありません。

例えば、ブログ、アフィリエイト、ネットショップ運営など、Webを使って個人で稼げるビジネスをする時にもWebのスキルはとても役立ちます。

反対に、制作業を副業から本業に変えていくこともできます。

はたまた、エンジニアやWebマーケッターといった職種にキャリアチェンジしていくこともできます。

プログラミングでもHTML・CSSは必須のスキルだし、デザインはWebマーケティングにおいても重要な要素です。

Webデザインを学んだ先には、自分次第で様々な可能性や選択肢を切り開いていくことができるし、ネット社会の現代においてWebデザインのスキルが無駄になることはありません。

Webデザイナーに必要なスキルとスキルアップ項目まとめ

副業Webデザイナーの仕事内容

先述の通り、Web制作関連の仕事は小さいものから大きなものまで、規模も種類もたくさんあります。

自分の好きや得意な分野などを中心に選択していくとよいでしょう。

また、副業は限られた時間で仕事するため、業務の遅れが生じた時の巻き返しが難しいです。

たくさん受注して後々自分を苦しめないよう、徐々にペースを掴んでいきましょう。

デザイン

Webサイトのデザイン、LP(広告用ページ)のデザイン、バナー画像の作成など、デザイン案件はたくさんあります。

制作業務の中でもデザインワークが特に好きなら、Web媒体に限らず、ロゴ・チラシ・名刺などの制作に手を広げていくのも楽しいでしょう。

コーディング

デザインがあり、それをもとにHTML・CSS・JavaScriptでサイトを構築していきます。

ベーシックなコーディング案件からフレームワーク等の使用による開発案件もあります。

業務量は案件によって全く変わってきますが、単一ページなど軽めの案件もあります。

フロントエンド界隈は変化が激しい業界なので、トレンド技術をおさえたスキルがあれば、単価が高めの案件も見つけられるでしょう。

サイト制作

デザイン+コーディングでサイト制作一式を行います。

案件単価も高くなりますが、その分時間はかかります。

副業で行うなら月に1件でも調度よいくらいでしょう。

どのくらいの受注ペースが良い塩梅なのか、経験していく中でペース配分を見つけていきましょう。

WordPress

WordPressに関する案件も需要が多くあります。

WordPressサイトの制作に限らず、インストールや設定などの導入業務、プラグインやテーマのカスタマイズ、サーバー引っ越し作業など、細かい依頼もあるので、副業でもやりやすいでしょう。

サイトの修正・更新・運用

サイトの更新や修正作業も依頼の多い仕事です。
これらも軽めの仕事が多いので、副業でもやりやすいです。

単発で修正を行うこともあれば、運用サポートという形で継続して取引するものもあります。
後者は継続的な収入源になるというメリットがあります。

継続的な取引をする時は、サイトの規模や作業頻度など費用に対して作業量は適正か、そのバランスも考慮しておきたいところです。

ディレクション・コンサルティング

デザイナー業務ではありませんが、経験値を積めばディレクションやコンサルティングを仕事にすることもできます。

新規サイトの設計・リニューアル・既存サイトの見直しから、SEO・アクセス分析・Web広告・SNSなど分野も様々です。

未経験・初心者からWebデザインを副業にする方法

実務未経験の初心者でも、Webデザインを副業にすることは十分に可能です。

あるいは「Webデザイナーになりたいけど転職できるか不安…」という人が、まず副業から始めてみるのもおすすめです。

ここでは、未経験から副業Webデザイナーになるための準備やスタート時の稼ぎ方について解説します。

1. パソコンとソフトを準備する

まずはWebデザイン業務に使えるパソコンとソフトウェアが必要です。

それほど高スペックなパソコンは必要ありませんが、一般向けの安価なパソコンだと厳しいかもしれません。

おすすめはマウスコンピューターのクリエイター向けブランド DAIVDAIV 5Pです。

なお、Webデザイン用のパソコンの選び方については別記事で詳しく説明しているので参考にしてください。

【よくわかる】Webデザイナーに最適なパソコンの選び方

パソコン以外で必須なのがAdobeソフトです。

コンプリートプランで年間72,336円ものコストがかかりますが、デジハリONLINE Adobeマスター講座で購入すれば72,336円 → 39,980円(約45%OFF)で購入できるのでおすすめです。

デジハリONLINE Adobeマスター講座は、Adobeソフトと学習教材がセットになっている商品です。

2. Webデザインの基本スキルを身につける

まず自分でWebサイトを作れるだけの基本スキルを習得しましょう。

独学ならば半年〜1年程度、スクールに通って学ぶなら3〜6ヶ月程度の勉強期間は必要です。

副業でWeb制作したい人におすすめのWebデザインスクール

Webデザイン初心者のための正しい勉強方法

「スクールに通って勉強した方がよいのか?」
「独学でも勉強できるのか?」
といった質問もよく受けるのですが、それについては別記事で解説していますので参考にしてください。

なお、副業でも本業でも学ぶ内容は変わりません。

独学かスクールか?Webデザイン初心者のための比較ガイド

3. 制作サンプルを用意する

「Webデザインの勉強をしてきました。仕事をください!」
と言っても、仕事を受けることはできません。

実際にどんなものが作れるのかがわからないと、相手も発注すべきかどうか判断できないからです。

ですので、Webデザインの勉強後は制作物のサンプルを作りましょう。
架空のサイトでよいので、勉強の成果を形にしてください。

4. ポートフォリオサイトを用意する

制作サンプルをいくつか作ったら、それらを掲載するポートフォリオサイトを用意しましょう。

Webサイトとして用意しておけば、URLを伝えるだけで作品を見てもらえるのでて、見込み客ごとに毎回サンプル画像を送ったりする手間が省けます。

SNSやSEOなどネット上での宣伝にもなるので、サイトを持っておくと何かと便利です。

ポートフォリオサイトも自作すれば、それも1つの作品です。

テンプレートを使うこともできますが、テンプレートを使っていることは結構わかるものです。

少なくとも、テンプレートを使うなら、その分掲載する作品は充実していないと辻褄が合いません。

Webデザイナーにとってポートフォリオは重要です。

これは実際に経験したことでもあるのですが、以下のようなポートフォリオだった場合、私なら仕事は依頼しないでしょう。

  • ポートフォリオがテンプレート
  • 掲載作品はファースビューだけデザインした画像ばかり
  • 構築までできているサイト(URL有)は1つだけ

厳しい言い方になりますが、ポートフォリオを付け焼き刃で用意している時点で、色々と察してしまいます。

未経験からWebデザイナーに転職するポートフォリオの作り方

5. 実績作り重視で受注する

未経験者は何よりも実績を積むことを最優先に仕事を受けましょう。

最初はあまり制作単価を気にせずに仕事をこなしてください。

未経験者が報酬をもらいながら実績を作れる」くらいに割り切っておきましょう。

経験を積んでスキルが付いてくれば、単価の高い仕事も獲りやすくなるし、働き方の選択肢も増えます。

また、できるだけポートフォリオにも掲載していきたいので、仕事を受ける時は掲載してよいか許可をとっておきましょう。

副業の始め方

いざ副業を始める前に、これから解説するポイントを事前に確認しておきましょう。

会社の就業規則を確認する

(1) 労働者は、副業・兼業を希望する場合にも、まず、自身が勤めている企業の副業・ 兼業に関するルール(労働契約、就業規則等)を確認し、そのルールに照らして、業務 内容や就業時間等が適切な副業・兼業を選択する必要がある。また、実際に副業・兼業 を行うにあたっては、労働者と企業双方が納得感を持って進めることができるよう、企 業と十分にコミュニケーションをとることが重要である。

厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」より

会社勤めをしている人が最初に確認しておきたいのが、現在勤めている会社の就業規則です。

就業規則で副業が許可されているなら問題ありませんが、副業が禁止されていたり、そもそも就業規則に副業に関する記載がない場合もあります。

国が副業の普及促進をしているとは言え、現状で法的な強制力を持っているわけではありません。(逆に、会社が就業時間以外の従業員の活動を拘束する権利もない)

実際には会社に黙って副業をしている人もたくさんいるでしょうが、後々会社での立場が悪くなったりすることを考えると、できれば副業の許可をとっておくのが理想ではあります。

副業開始後をシミュレーションする

(2) また、(1)により副業・兼業を行うにあたっては、副業・兼業による過労によって健康を害したり、業務に支障を来したりすることがないよう、労働者(管理監督者である労働者も含む)が自ら、本業及び副業・兼業の業務量や進捗状況、それらに費やす時間や健康状態を管理する必要がある。

厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」より

副業を続けていく上で大切なのは、本業との両立です。

副業を頑張りすぎて本業に支障が出ては本末転倒だし、副業を言い訳にしては筋が通りません。

無理なく、そして楽しく副業を継続するためにも、副業のペース配分をあらかじめ考えておきましょう。

まず、月または週に(あるいは平日・土日の一日あたり)どれくらいの時間を副業に当てることができるのかを計算しておきます。(休みたい日や時間も考慮する)

それから、自分の作業のスピード感について、おおまかにでも把握しておきます。
業務または想定する案件によってどれくらいの時間がかかるのかイメージしておきましょう。

例えば、サイト一式のデザインに13〜16時間、トップページのデザインは6,7時間、共通レイアウト部分のコーディングなら5時間、コーディング10ページ分で15時間、バナー作成なら1.5時間…などといった感じです。

もちろん、デザインだろうがコーディングだろうが、実際の内容によって必要な作業時間はかなり変動します。

あくまで、自分の感覚として「どういった作業でどれくらいの時間がかかるのか」「どの作業に時間がかかる傾向があるのか」などを整理しておくのが目的です。

副業に使える時間と作業のスピード感がわかれば、副業を始めてからの自分の生活スケジュールもイメージしやすくなるはずです。

月当たりの稼働目標を設定したり、逆算して収入や単価を算出すれば、受ける仕事に当たりをつけることもできます。

副業生活に慣れるまでは、多少余裕を持ったペース配分にしておくとよいでしょう。

副業での働き方を決める

Webデザイナーには大きく分けて3つの働き方(仕事のとり方)があります。

  • 自分で仕事を獲得する
  • クラウドソーシングを利用する
  • 特定の企業と契約して仕事をもらう

1つ目は、自分で営業して(紹介依頼も含む)自ら仕事を獲ってくる方法です。

2つ目は、クラウドソーシングを利用する方法です。
最もスピーディーに仕事を探すことができて、副業にはうってつけのサービスです。

今さら聞けない!クラウドソーシングの仕組みとおすすめサービス一覧

稼げないは本当?クラウドソーシングの真実と稼ぐコツ

3つ目は、いわゆる業務委託や下請け契約の仕事で、特定の企業と契約をして労働力の提供ないし成果物の納品を行います。
企業に雇用されるわけではありません。

最近は副業・複業向けの案件を紹介してくれるエージェントも増えているので、そういったサービスを経由して仕事を受けるのが便利です。

企業と契約して業務委託を受けるには、一定のスキル・経験が必要なので、未経験者向けではありません。

ただし、アルバイトなら未経験でも雇ってくれるところはあります。
勤務時間等はある程度固定されることになると思いますが、その調整ができるならアルバイトを探してみてもよいでしょう。

確定申告に備える

(4) なお、副業・兼業を行い、20万円を超える副収入がある場合は、企業によ る年末調整ではなく、個人による確定申告が必要である。

厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」より

副業を始めたら確定申告も自分で行っていかなければなりません。

確定申告には白色申告と青色申告があります。

青色申告では、65万円(または55万円)の控除を受けられたり、3年間の純損失(赤字)の繰り越しができたりと、メリットがたくさんあります。

青色申告をするには「青色申告承認申請書」または「開業届」を提出し、副業収入を事業所得として認めてもらう必要があります。

ただし、青色申告に切り替えることで会社を辞めた時に失業手当を受けられない可能性があるので、その点に注意しましょう。

いずれにしても、副業を始めたら税金の制度について無知ではまずいので、副業を始める際にはあらかじめ勉強しておくほうがよいでしょう。

参照:青色申告制度|国税庁

まとめ

内容が盛りだくさんだったので、最後におさらいしておきしょう。

Webデザインを副業にするメリットは次の通りです。

  • 在宅ワークがができる
  • WebデザインのスキルはWebを使った様々なことに活かせる
  • デザインだけ、コーディングだけ、バナー作成といった仕事もあるので、仕事量の調整がしやすく、無理なく副業を続けられる
  • 時間を確保してしっかり取り組めば月に数十万稼ぐこともできる
  • 実績とともに単価を上げられる

実際の副業生活を始める前には、きちんと見通しを立てておくことも大切です。
以下の点について事前に確認しておきましょう。

  • 会社勤めの人は会社とトラブルにならないよう話をしておく
  • 本業が疎かにならないように時間管理・健康管理に気を配る
  • 働き方(仕事のとり方)を考える
  • 税金・確定申告についてもある程度の知識を身につけておく

「未経験・初心者だけど副業Webデザイナーになりたい!」という人は、以下のような手順を参考に進めてください。

  1. Webデザインに使えるパソコンとAdobeソフトを準備する
  2. Webデザインの基本スキルを身につける
  3. 制作物のサンプルを作り、ポートフォリオサイトで公開する
  4. 最初は実績作りにフォーカスし、できる仕事は安くてもひとまず受けてみる
  5. スキルがついてきたら自分の得意や好きで仕事を選ぶ

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