【正しくわかる】Webデザイナーに最適なパソコンの選び方

Webデザイナーにとってなくてはならない相棒と言えば、パソコンですよね。

業務の大半はパソコンに向かって作業をするため、使用するマシンによって仕事の質そのものが大きく変わってきます。

Web制作ではどのようなパソコン環境を準備すればよいのでしょうか?

Webデザイナーに合ったパソコンの選び方とおすすめ機種について紹介します。

これからWebデザインの勉強を始めたい初心者の方は参考にしてみてください。

Webデザイン用パソコン選びのポイント

結論から言うと、次の要件を満たしているパソコンを選んでおけば、快適にWeb制作業務を行えるでしょう。

  • CPUは Core i5以上
  • メモリは16GB以上
  • ストレージはSSDで256GB以上(外付けストレージで容量追加すればコストダウン)
  • ディスプレイ増設に備えるならグラフィックボード (GPU) 搭載だとより安心
  • ディスプレイ (モニター) はsRGBカバー率の高い広色域を推奨
  • ノートパソコンなら15インチ以上を推奨(外出の使用が多い場合は13インチ有り)
  • MacかWindowsかは好みで選んでOK
  • 快適に作業するならデュアルディスプレイ推奨(ピボット機能付モニターがおすすめ)

次項から理由について詳しく解説していきますが、すぐにおすすめのパソコン製品を知りたい人はこちらをクリックすれば解説をスキップできます。

Webデザイン業務に必要なパソコンのスペック

Web制作に関しては、それほど高スペックのパソコンは必要ありません。

かと言って、エントリーモデルのようなパソコンだと、業務効率が低下します。

ミドルクラスのスペックのパソコンを用意すればよいでしょう。

では、ミドルクラスとは具体的にどんなスペックなのか、主要なパーツごとに解説していきます。

CPU

CPU

CPUというのは、パソコンの処理能力(演算能力)を決めるパーツです。

人間で言うと、頭脳(頭の良さや仕事の速さのイメージ)に例えられます。

CPUは Intel core i5 以上を推奨します。

ちなみに、core i5 の下位クラスが core i3、上位クラスが core i7 となります。

core i7は動画編集やゲームなどで使えるレベルのCPUなので、Webデザインに限って言えば、特段そこまでのスペックは必要ないでしょう。

Web制作の他に重たい処理をする使い道があるなら core i7 にしておくとよいでしょう。

メモリ

メモリ

メモリの容量は特に重要です。
少し贅沢にしてほしいところです。

推奨は16GB以上です。
8GBだと個人的には少し心配です。
快適さを維持できるように16GBを用意してしまいましょう。

Web制作では、ブラウザ、グラフィックソフト、オーサリングソフトなど、複数のアプリケーションを起ち上げて作業をすることが多いため、メモリをたくさん使うからです。

メモリは机に例えられます。

机が広いと書類をたくさん広げたままでも置いておくことができ、必要な時にはすぐに手に取ることができます。

逆に、机が狭いと、ある書類を広げて使ったら、それを一旦閉じて次の書類を広げ、それが終わったらまた閉じて別の書類を広げて… というようにやらないと机から溢れてしまいますね。

これと同じことがメモリに言えます。

アプリケーションが同時に起ち上がっていても、すぐに切り替えて作業できるようにしてくれるのがメモリの役割です。

ストレージ (SSD, HDD)

SSDストレージ

ストレージは机の引き出し(収納スペース)にあたります。

PC本体のストレージはSSDにしましょう。

HDDよりもSSDの方が読み書きの速度が速く、サクサク動きます。

ストレージの容量は256GB以上あると安心です。

デザインデータや画像素材などを保存していくと、意外と容量を食います。

とは言え、終了した案件など使用頻度の少ないデータはHDDを増設して保存しておけばよいので、マシン本体のSSD容量は無理に増やさなくても大丈夫です。

外付けHDDが1TBで1万円とかからずに購入できる時代です。

GPU (グラフィックボード)

GPU

GPUとは、いわばグラフィック専用のCPUで、映像を綺麗に滑らかに描画するためのチップです。

グラフィックボードとは、GPUの付いたパーツのことで、ビデオカードなどとも呼ばれます。

CPUには、GPUが内蔵されているものもあり(インテルUHDグラフィックス等)、その場合は別途GPUを搭載しなくても映像を写すことができます。

CPU内蔵のものではないGPUを「独立GPU」と言いますが、ここで言及しているのは独立GPUのことです。グラフィックボードも同義です。

ローエンドモデルや一般用途のノートパソコンには内蔵GPUのみのものも多くあります。

動画編集やゲームなど負荷のかかる映像処理をしたい場合、内蔵GPUでは不十分なため、独立GPU(グラフィックボード)を搭載します。

Webデザイン業務において、独立GPUは必須ではなく、メモリやCPUに比べてもその効果がわかりづらいかもしれません。

「あれば尚良し」くらいなので、優先度は低く、搭載するにしても高価なものは不要です。

ただし、デュアル・トリプルのディスプレイ環境を(将来的にでも)作りたいなら、エントリーモデルでもGPUは搭載しておくとより安心です。

sRGBの色域をカバーするディスプレイを選ぶ

Webデザイナーが知っておきたいのがディスプレイの色域についてです。

色域(しきいき)とは、ディスプレイが表現できる色の領域のことです。

色域が広いとそれだけ色に深みが出せたり微妙な色合いを再現できたりと色表現が豊かになります。

色域には様々な規格があります。

sRGB、Adobe RGB、NTSCなどはポピュラーなので聞いたことがあるかもしれません。
最近ではiPhoneなどのスマートフォンに採用されているDisplay P3も注目されています。

色域
画像はEIZO『大事なのは”正しい色”を表示できること――液晶ディスプレイの「色域」を理解しよう』より

上図は、規格ごとの色域(三角形)を表したものです。

Web用の色域として標準的に用いられるのはsRGBの国際規格です。(青い三角形)

PhotoshopでWeb用のデザインカンプや画像を作成する時にsRGBのカラープロファイルを設定しますが、それがWeb標準の規格だからです。

Adobe RGBは写真や印刷物などよりシビアに色再現が求められる環境で使われ、NTSCはアナログテレビの色域です。

よって、Webデザイン用にはなるべくsRGBの色域を多くカバーしているディスプレイを用意するのがよいでしょう。

一般消費者向けのものや安価な製品だと、sRGBの色域を十分にカバーしていないディスプレイもあります。

個人的な感覚や経験値ではありますが、一般向けのディスプレイはsRGBカバー率が大体60〜70%程度です。

Webデザイナーであれば、もう少し広く(90%程度は)sRGBをカバーしているディスプレイで作業をしたいところです。

1つの目安として、「広色域」と謳われている製品はsRGBのカバー率が高めのものが多いので、そのような中から選択してみるのもよいでしょう。

ところで、ここまでの解説で1つの疑問が生まれます。

「WebデザイナーがsRGBの色域を基準にデザインしたところで、一般的な色域の狭いディスプレイ上では正しく色が再現されないのではないか?」
という疑問です。

実はその通りで、最終的には個々のユーザーのディスプレイ環境によって色合いは異なるため、必ずしもデザイナーの意図通りに色が再現されるわけではないのです。

紙などと違ってディスプレイ上で表現が完結するWeb媒体において、ディスプレイによる色再現の問題は避けて通れません。

そのため、色域については気にし過ぎてもしょうがないというのも事実です。

しかしながら、Webデザイナーとして何を基準にデザインするべきかと言えば、やはりsRGBの色域なのです。

繰り返しになりますが、WebデザインをするならsRGBを多くカバーするモニターを選びましょう。

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デスクトップとノートパソコンはどちらがよいか?

使い方に合わせて選択しましょう。

基本的に、デザイン作業は大きい画面の方が効率的に作業できます。

ですので、作業効率や快適性を求めるなら、デスクトップ型です。

ノート型の良さは、持ち運びができてどこでも作業ができる、この一点につきます。

パソコンを携帯して作業することがあるなら、ノートを選択します。

「持ち運ぶかどうか今のところハッキリしない」場合も、ノートにしておく方が無難です。

ノートパソコンの画面サイズは?

外部モニターに繋がず、ノートパソコンのみでの作業が多めなら、ノートは15インチ以上をおすすめします。

13インチだけの作業環境は結構厳しいな、という印象です。

「普段はモニターにつないで作業できるが、たまに持ち出して作業する」なら、13インチを選んでもよいでしょう。

もし私が13インチを持つなら、自宅では外部モニターを2台用意するでしょう。

ディスプレイモニターのサイズは? デュアルモニターは必要?

デスクトップ型のパソコンなら、当然ディスプレイ用のモニターが必要ですね。

サイズは21〜27インチ程度が一般的ですね。

より快適な作業環境を求めるなら、デュアルディスプレイがおすすめです。

ノートパソコンの場合は、外部モニターが1つあれば、デュアルディスプレイ環境にできます。

「片方のモニターはコードを書き、もう片方のデザインを確認する」というよう使えるので、作業効率はかなり変わってきます。

デュアルディスプレイにする場合、片方は(もしくは両方)ピボット機能のついたモニターもおすすめです。

ピボット機能とは、モニターを回転させて、縦長に表示させる機能です。

特にソースコードを確認する時に重宝します。
Webページを確認するときにも一度に見れる情報量が多くなります。

デュアルディスプレイにするかは、後々検討してもよいでしょう。

2台並べる時の設置スペースは考慮しておきましょう。

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WindowsとMacのどちらがよいのか?

WindowsとMac

Webデザイナーに興味のある人に『パソコンはWindowsとMacのどちらがよいのか』という質問を受けることがよくあります。

結論としては、どちらでも好きな方を使ってかまいません。
どちらでもWeb制作業務はできます。

WindowsとMacの比較については、別記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

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Windows OSのバージョンについては、Windows 10 を使いましょう。

Macは最新のOSにいつでも無料でアップデートできます。(古いマシンでは最新バージョンにアップデートできないことがあります。)

Windowsパソコンのおすすめ

Webデザインに必要なパソコンの選び方がわかったところで、最後におすすめのパソコンを紹介しますので参考にしてみてください。

マウスコンピューター DAIV

マウスコンピューター DAIV

Windowsパソコンのおすすめは、マウスコンピューターのクリエイター向けブランド DAIVです。

マウスコンピューターは、全て国内の工場で組み立てられている国産品質でありながらも、BTOメーカーだけにコスパにも優れています。

24時間365日体制での受付対応や原則72時間以内の修理などサポートにも力を入れています。

つまり、品質・コスパ・サポートと三拍子揃っているのがマウスコンピューターの特徴です。

特に、迅速なサポート体制は海外メーカーだとなかなか真似できない国内メーカーの強みと言えるでしょう。

DAIV 5P

ノート型のおすすめモデルはDAIV 5Pです。

高性能CPU、GPU搭載、広色域ディスプレイとWeb制作はもちろんのこと、ちょっとした動画編集などにも使える性能です。

また、15.6インチ型なのに重量は約1.53kg、バッテリーは最大18.5時間駆動と外出時の使い勝手も良いです。

総合的にバランスが良く、価格も手頃でコスパが高いです。

DAIV 5Pについては別記事にて実機をレビューしているので参考にしてみてください。

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モバイル向けのサイズがよい人には14インチ型のDAIV 4Nなどもおすすめです。

デスクトップ型ならDAIV Z5あたりがWebデザインにも適したモデルです。

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日本HP ENVY / Spectre

スペックだけでなく、お洒落なデザイン性にもこだわりたい人におすすめなのが日本HPのパソコンです。それでいてコスパも高いのが魅力です。

日本HP ENVY シリーズ

Webデザイナー・クリエイターにおすすめなのはHP ENVYiconシリーズです。

HPの製品の中でも上位ブランドのみに記されるプレミアムロゴがマークされており、堅牢で質感の高いアルミボディはMacを彷彿させる飽きのこない美しいデザインです。

『x360』と付いた型番モデルはディスプレイがほぼ一回転するコンパーチブルタイプで、タブレットのようにも使えます。

日本HP Spectre シリーズ

HPの上位モデルのHP Spectreiconシリーズも目を引きます。

上品でラグジュアリーな雰囲気が美しく、それでいてコスパも高いです。

全てのモデルが『x360』ナンバーの付いたコンパーチブル仕様です。(2021年7月現在)

Lenovo Thinkpad

Lenovo ThinkPadシリーズ

LenovoのLenovo ThinkPad シリーズもデザイナー・プログラマーに愛用者の多いモデルです。

ノートパソコンながらも打ちやすいキーボードと、キーボードから手を離さずカーソル操作できるトラックポイント(赤丸のやつ)が人気の理由です。

キーボードの操作性を重視したい人におすすめです。

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Macのおすすめ

Macはマシンの選択肢に癖があるので、選び方について解説します。

ノートパソコン MacBook Pro

MacBook Pro 16インチ

ノートパソコンで15インチサイズ以上(16インチ)はMacBook Proしかありません。

MacBook Pro 16インチの安いモデルでもWebデザイン用途には余裕のスペックです。

13インチならMacBook Airシリーズもありますが、CPUがApple M1チップのみです。

M1チップはまだ新しいCPUなので、サードパーティ・アプリケーションとの相性に思わぬ問題が無いとも限りません。

特にAdobeのソフトなど業務をするうえでパフォーマンスに影響が出ると致命的です。

人によって見解は違うでしょうが、私ならば今はまだ Intel CPU 搭載モデルを選びます。
よって、MacBook Airも個人的には候補から外れます。(2021年7月時点)

MacBook Airのメリットは軽さですが、MacBook Pro 13インチとの差は100g程度なのでMacBook Proも割と軽いです。

2021年7月時点でのMacBook AirとMacBook Pro 13インチの大きな違いはキーボードです。

MacBook Proがタッチバー搭載なのに対し、MacBook Airは物理ファンクションキーです。

このタッチバーが賛否両論で、発売当時ネガティブな意見も多く見られました。

ただし、そもそもMacはWindowsのようにファンクションキーを多用しません。

どちらが良いかと言えば、物理ファンクションキーの方が良いと私も思いますが、どちらにしても個人的にはそれほど使わない印象です。

特定のアプリやゲームでファンクションキーを使いたいなどあれば、タッチバーは厳しいかもしれないので注意しましょう。

Apple MacBook Pro 16インチ
Apple MacBook Pro 13インチ
Apple MacBook Air 13インチ

Apple 整備済製品 Mac

Apple整備済製品とは、返品された製品などをAppleが厳しい基準で再整備とクリーニングを実施した新品同様品のことで、最大15%引きで販売されています。

ラインナップはその時々の状況により、販売が開始されてもすぐに売れてしまうことがあるため、整備済製品を狙いたい場合は、こまめに情報をチェックしましょう。

デスクトップ iMac

iMac 24インチ
初代iMacを思い出させるカラフルなラインナップの24インチiMac。CPUはM1チップ搭載なので注意。

2021年7月時点での最新のiMacは24インチサイズのカラフルなバリエーションのモデルですが、こちらもM1チップ搭載型になります。

したがって、Intel CPUを搭載するモデルにするなら21.5インチか27インチのモデルから選びましょう。

注意点として、21.5インチのiMacにあるFusion Driveは避けたほうがよいでしょう。

Fusion Driveとは、SSDとHDDのハイブリッド型ストレージで、よくアクセスするデータ等をSSDに、そうでないものをHDDに書き込みことでマシンのパフォーマンスを高める仕組みです。(HDD以上SSD以下)

1TBのFusion DriveでSSD分は32GBしかないのであまりおすすめしません。

ストレージは外付けでも安価に増やせるので、容量よりもパフォーマンスを重視したいところです。

Apple iMac 27インチ

Apple整備済製品 Mac

Apple整備済製品とは、返品された製品などをAppleが厳しい基準で再整備とクリーニングを実施した新品同様品のことで、最大15%引きで販売されています。

ラインナップはその時々の状況により、販売が開始されてもすぐに売れてしまうことがあるため、整備済製品を狙いたい場合は、こまめに情報をチェックしましょう。

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