日本でも人気急上昇中のカナダ発のネットショップ作成サービスshopifyの始め方を解説していきます。
この記事を読めば、以下の内容についてわかります。
- アカウントの開設方法(無料)
- アカウント開設後にやるべきこと
- shopifyの契約方法と料金プラン
- アカウントを停止・削除する方法
どうやって使ったらよいかわからない方や、ネットショップ作成サービスの利用が初めての初心者の方など、shopifyが気になっている方はぜひ参考にしてください。
商品・サービスの内容は記事執筆時点のもので変更される場合があります。
最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
目次
支払情報無しでshopifyを無料体験
shopifyでは無料体験期間が14日間用意されているので、実際に使ってみてから契約するか判断できます。
ネットショップに限らず無料トライアルを実施しているネットのサービスは、無料登録時にもクレジットカードの情報を求められ、無料期間が過ぎると自動的に課金される、という仕組みのものが多くあります。
しかし、shopifyでは無料でアカウントを作成する時に支払情報を求められることはありません。
無料期間に試してみてshopifyをそのまま継続したい人が、そこで初めてプランの選択と支払い情報を登録します。
shopifyと契約する際の支払い方法は、クレジットカードまたはPayPalでの決済となります。
つまり、解約忘れによる自動課金の心配はないので、安心してshopifyを試してみましょう。
なお、無料期間中はサイト上で実際に商品を購入することはできません。
shopifyアカウントの作成手順

まずはshopifyにアクセスしたら[無料体験をはじめる]ボタンをクリックします。

アカウント作成フォームが表示されるので、メールアドレス・パスワード・ストア名・ストアURLを入力したら[ストアを開く]をクリックします。
ストアURLは後から変更できないので注意して入力してください。
なお、独自ドメインはアカウント開設後に任意で設定できます。

続いて、ストア情報の入力画面に切り替わるので、住所・電話番号・名前等を入力します。(ストア情報であり契約者情報ではない)
情報は後から変更できます。
途中で簡単なアンケートが表示された場合は回答をして進んでください。

情報を入力して次のステップに進むと「ストア作成中」という旨のロード画面になるので、そのまま待っていると管理画面が表示されます。
以上でアカウントの作成は完了です。

登録したメールアドレスには、shopifyからのウェルカムメールが届いています。
アカウント作成後にやることと手順
アカウントを作成したら、無料体験期間中に一通り操作をし、shopifyのシステムを理解していきましょう。
実際に操作していくことで「〇〇はできるのか?どこから操作するのか?」といった疑問も出やすくなるはずです。
細かな点は必要に応じてその都度確認していくと、より速くshopifyのシステムを理解できるでしょう。
まずは次のような手順で始めていくのがおすすめです。
商品の登録
ネットショップで頻繁に行うことになるのが商品の登録・管理に関する操作で、アカウント作成後に最初にやっておきたいのが商品登録です。
ひとまず、仮でもよいので商品を複数登録してみましょう。
shopifyでは「コレクション」という商品分類をするための機能があります。(カテゴリーまたはタグのようなもの)
コレクションはshopifyを使いこなすのに欠かせない機能で、商品管理からサイトのカスタマイズまでネットショップ全体に関わってきます。
しっかりと理解しておきましょう。
サイトの作成・カスタマイズ
続いて、サイトをカスタマイズしていきます。
shopifyの特徴の一つとも言えるのが洗練されたお洒落なデザインです。
デフォルトのテーマ(テンプレート)でもシンプルで美しいサイトが作れますが、他にもジャンルや用途に応じたテーマが用意されています。
直感的に操作できるので初心者でも理解しやすいでしょう。
サイトのカスタマイズは商品登録後に行うのがおすすめです。
商品が登録されていないと配置するコンテンツも欠けることになるので、具体的なイメージがしにくく、後々何度も調整することになりかねません。
また、商品以外のページやブログも作成できます。
こちらは後回しでもかまいませんが機能を確認しておきましょう。
決済・送料等の各種設定
ここまででの手順で、ネットショップの外側(ユーザーに見える部分)は形になってきたことでしょう。
shopifyの操作に徐々に慣れてきたと思います。
今度は、裏側であるネットショップの各種設定を覚えていきます。
特に、決済・送料の設定はネットショップの核となる設定なので、しっかりと理解しておきましょう。
送料と決済の設定を理解できたらその他の設定項目も一通り確認しておきます。
shopifyの契約と料金プラン
無料体験で試して結果shopifyを利用することを決めたなら、プランを選択して契約します。ここで初めて支払い情報を入力します。
基本となるプランは3つあり、主な違いは次の表のようになります。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム (アドバンス) |
---|---|---|---|
月額料金 | 29ドル | 79ドル | 299ドル |
スタッフアカウント数 | 2 | 5 | 15 |
ストア分析 | 有 | プロフェッショナルレポート | プロフェッショナルレポート カスタムレポート |
日本のクレジットカード手数料 (shopify ペイメント) |
3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外/AMEXのクレジットカード手数料 (shopify ペイメント) |
3.9% | 3.85% | 3.8% |
配送業者の送料自動計算 | − | − | ○ |
手動為替レポート設定 | − | ○ | ○ |
複数言語での販売 | − | 最大2 | 最大5 |
国別ドメイン | − | ○ | ○ |
ネットショップ運営が初めての方や小さく始めていく場合はベーシックプランから、スタッフアカウントが3〜5欲しい方や詳細なレポート機能が欲しい方はスタンダードプランからスタートするとよいでしょう。
海外展開をしていく方は目的に応じてスタンダードかプレミアムを選択してください。
プランは管理画面からいつでも変更可能です。
上記以外に shopifyライト と shopify plus のプランがあります。
shopifyライトはECの機能のみを提供するプランで、オンラインストアの構築はできません。
月額料金は9ドルです。
例えば、カート機能を自社ホームページに実装したいとかSNS上で販売をしたいといった用途に向いているプランです。
shopify plusは月額2,000ドルの大規模展開向けプランです。
参考:
Shopifyの料金プラン – 各プランの詳細情報と比較
プランの機能 · Shopify ヘルプセンター
アカウントの停止・削除
無料体験期間中に利用契約をしなければ自動的にアカウントは停止されるので、特に何か手続きをとる必要はありません。
有料プラン契約者がshopifyを辞めたい場合は[設定]→[プランと権限]ページから手続きを行います。

[ストアのステータス]から任意の手続きを選択します。
アカウントの停止方法は3つあり、目的に応じて選択できます。
- 一時停止して構築する
- 一時停止
- ストアを閉鎖する
どの措置が適切か判断に迷う時はshopifyのサポートに問い合わせましょう。
ヘルプも確認しておくことをおすすめします。
なお、有料アプリを導入している場合は、別途アプリも停止措置を行わないとその分の費用は発生し続ける可能性があるので確認しておきましょう。
一時停止して構築する
管理画面での操作(一部機能を除く)やユーザーがサイトにアクセスすることは可能ですが、チェックアウト(購入)はできなくなります。
この停止方法は月額9ドルの料金がかかります。
一時停止する
管理画面での操作やチェックアウトなど全てを一時停止します。
この停止方法は月額料金はかかりませんが、一時停止できる期間は最大3ヶ月間です。
一時停止してから利用を再開せずに3ヶ月が経過すると、自動的に「一時停止して構築する」のステータスに変わり、月額9ドルの支払いが発生します。
ストアを閉鎖する
完全にサイトを削除したい場合に選択します。
閉鎖前には、shopifyやアプリからの請求状況、ドメイン関連の手続き、データの保存等、必要な作業を忘れずに行っておきましょう。
閉鎖後も一定期間はデータが保存されるサイトを復活させられます。
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