shopifyでの送料の設定方法と計算ルール

shopifyでは標準機能として、次のような送料を設定することができます。

  • 基本的な送料の設定(地域ごと、一律など)
  • 条件付きの送料無料の設定
  • 商品ごとの送料の設定
  • 商品1点ごとの送料の加算

また、お客さんが商品を複数商品を購入した場合、複数の送料条件が混在するケースがあります。

複数の送料設定が混在する場合、shopifyではどのように送料が計算されるのか、その仕組みについても解説します。

ネットショップにおいて送料設定は非常に重要な項目なので、しっかりと理解しておきましょう。

基本となる送料の設定

配送と配達 設定画面へアクセス

ストア管理画面[設定]→[配送と配達]をクリックします。

配送と配達 送料セクション

まずは基本となる送料を設定します。
送料セクション[基本の配送料]→[送料を管理する]をクリックします。

基本送料を追加

基本配送の設定画面に移ったら[送料を追加する]をクリックします。

新しい送料を作成する

確認のウィンドウが表示されるので[完了]をクリックします。

新しい配送エリアの作成

[発送先]フィールドが追加されるので、[新しい配送エリアを作成する]をクリックします。

配達ゾーンの設定

[ゾーンを作成する]ウィンドウが表示されるので、エリア名と配送地域を設定します。

ここでは例として、日本全国で一律料金を設定するので[エリア名]を「国内」としておきます。

世界中の国(地域)がリスト化されていますが、検索窓に「日本」と入力すると、日本のみに絞られて表示されるのでチェックを入れます。

[47個中47の都道府県]と表示されていれば、日本全国が選択されている状態で、テキストをクリックすると都道府県一覧が表示されます。

地域ごとに送料を設定したければ、チェックを付け直して[完了]します。

例えば、「東北」「関東」「近畿」「九州」などと区分するには必要な数だけ配送エリアを作成すればOKです。

配達エリアに送料を追加

配送エリアが作成されたら[送料を追加する]をクリックします。

基本送料の入力

[送料を追加する]ウィンドウが表示されるので[独自料金を設定する]を選択します。

[配送業者やアプリを使って計算する]は送料設定用アプリ等を使って連携する際に選択します。

[料金の名前]に配送方法などの名前を入力します。
チェックアウト(購入手続き)画面に表示される名前です。

基本送料の設定完了

ここでは例として「通常配送」という名前で一律料金を700円に設定しました。

条件によって送料を変更することもできます。

送料の条件追加

条件を追加するには、送料追加画面で[条件を追加]をクリックして、設定エリアを展開します。

アイテムの重量に基づく条件指定
商品重量による条件入力
注文額に基づく条件指定
注文金額による条件入力

指定できる条件は、商品重量か注文金額のいずれかです。

商品重量の条件を利用するには、あらかじめ商品に重量を入力しておく必要があります。

送料無料の設定

全ての商品を送料無料にする場合は、送料編集画面で[料金]に「0」を入力してセットするだけです。

では、ネット通販でお馴染みの「〇〇円以上で送料無料」という条件付きの送料無料を設定をするにはどのように設定したらよいでしょうか。

ここでは例として、5,000円以上で送料無料になる設定を紹介します。

追加済み送料の編集

まず、有料配送の[・・・]→[送料を編集する]をクリックします。

送料がかかる金額条件を入力

編集のウィンドウが開いたら[条件を追加]をクリックして入力画面を展開します。

[注文額に基づく]のラジオボタンを選択し、[最高価格]に送料がかかる上限金額(例では「4999」)を入力し[完了]します。

送料設定を追加

続いて[送料を追加する]をクリックします。

送料無料条件の入力

[料金の名前]はあらかじめ作成してあるものと同じ名前(この例では「通常配送」)にして、[料金]を「0」にします。

[料金の名前]で別の名前を入力すると、別の配送方法になります。

[注文額に基づく]を選択し、[最低価格]に送料無料になる金額(例では「5000」)を入力して[完了]します。

送料無料の条件設定の完了

これで条件付き送料無料を設定できました。

商品によって個別の送料を設定 (カスタム配送プロファイル)

例えば、大型の商品や重量のある商品、特殊な梱包や配送が必要な商品など、商品によっては基本配送とは別の送料を設定したいことがあります。

shopifyでは、特定の商品群に個別に送料を設定する機能があり、これを「配送プロファイル」と呼びます。

基本の配送方法として設定した送料も「基本プロファイル」という配送プロファイルの1つです。

基本プロファイル以外に任意で作成するのが「カスタム配送プロファイル」で、99個まで作成できます。

新規カスタム配送プロファイルを追加

[送料]セクションの[商品のカスタム配送料]→[新しいプロファイルを作成する]をクリックします。

カスタム配送プロファイルの設定

カスタム配送プロファイルの[名前]を入力し、[商品管理]で配送プロファイルを適用したい商品を追加します。

送料の設定方法は、基本配送と同じ要領で設定します。

これで[商品管理]に追加された商品は、基本送料とは別の送料が適用されます。

なお、各商品が属することのできる配送プロファイルは1つのみです。
同一商品が複数の配送プロファイル に登録されることはありませんん。

商品1点ごとに送料を加算

商品1点ごとに送料を請求したい時もあるでしょう。

例えば、大型商品などは個別に梱包されているので、2つ購入されたなら、配送も2個口になります。

shopifyでは、商品重量を基準に送料を設定することで、商品一点ごとに送料を加算していくことができます。

もう少し正確に言うと、商品重量に応じて段階的に送料を加算するように設定します。

例えば、大型商品は1点につき1000円の送料を請求したいとします。

配送料金名は「大型配送」としておきます。

商品重量に基づく送料の設定例

上図例のように、商品重量10kg単位で段階的に送料を設定します。(重量は任意)

大型配送を適用したい商品には、あらかじめ商品登録画面から商品重量を10kgで登録しておきます。

商品ごとに送料が発生
カート画面の表示例

該当する商品をカートに追加してみると、商品1点ごとに送料が加算されているのを確認できます。

以上の説明からもわかるように、各商品に登録する商品重量は、必ずしも実際の重量と同じである必要はありません。

送料設定に使われる情報であることを考慮した上で、商品重量を設定しましょう。

送料の計算方法

「○○円で送料無料(または送料の値引き)」という条件付きで送料を設定する時、配送プロファイルに[注文額に基づく]条件を追加することは、ここまでに解説してきた通りです。

ところで、注文金額に基づく条件指定の場合、ユーザのチェックアウト(決済)時の商品代金の合計の数値で判定します。

これは「他の配送プロファイルの種類に関係なく同一注文内の合計金額で判定する」ことを意味しています。

基本の配送プロファイル1つだけで送料を設定している場合は特に気にしないでかまいませんが、複数の配送プロファイルを作成する場合は、送料の計算方法をよく理解しておきましょう。

ケースごとに送料の計算方法を確認してみます。

例として、3つの配送プロファイルを次の表のnように仮定します。

配送プロファイル名 配送料金 送料計算の条件 含まれる商品
通常配送 700円
5,000円以上で送料無料
注文額に基づく 通常商品1, 2
大型配送 1点につき1,000円 商品の重量に基づく 大型商品A, B
特殊配送 800円
7,000円以上で送料無料
注文額に基づく 特殊商品A, B

※以降の解説では、注文金額に基づく送料設定を「金額ベース」、商品重量に基づく送料設定を「重量ベース」と呼ぶことがあります。

金額ベースと重量ベースの配送プロファイルでの計算

通常商品と大型商品を一緒に購入するケースの例です。

ケース1

送料の計算例1
  • 通常商品を5,000円以上購入
  • 大型商品を購入

基本の配送は無料になり、大型商品の送料は発生します。

ケース2

送料の計算例2
  • 通常商品と大型商品を合わせて5,000円以上購入
  • 通常商品の購入金額は5,000円未満

基本送料は無料で、大型商品の送料が発生します。

送料無料の条件判定が、重量ベースの商品の金額も含めて計算していることがわかります。

一方で、重量ベースの送料は設定通りに加算されています。
つまり、送料無料の対象外商品となります。

金額ベース2つの送料の計算

続いて、通常商品と特殊商品を一緒に購入するケースです。

「5,000円以上で送料無料」と「7,000円以上で送料無料」の2つの配送プロファイルが存在しています。

ケース3

送料の計算例3
  • 通常商品が3,000円
  • 特殊商品が2,500円
  • 合計5,500円の購入

基本送料が無料で、特殊商品の送料が発生します。

合計金額で見ると基本送料の無料条件は満たしているため、通常配送は無料となります。

しかし、通常商品と特殊商品を分けてみると、どちらもそれぞれの送料無料条件に達していません。

やはり、金額ベースの送料は、配送プロファイルを横断して計算していることがわかります。

ケース4

送料の計算例4
  • 通常商品が5,000円
  • 特殊商品が4,500円
  • 合計9,500円の購入

送料無料になります。

合計金額で見ると、送料無料の条件を2つともクリアしていますが、特殊商品だけで見ると7,000円の送料無料条件は満たしていません。

繰り返しになりますが、金額ベースの配送プロファイルは他の配送プロファイルの商品も合算することがわかりました。

言い換えると、配送プロファイルの違う商品群ごとに独立した送料無料の条件を設定することはできない、となります。

同一ショップ内で送料無料の条件を混在させることはそれほど多くないと思いますが、そのような複雑な設定をしたければ、アプリで対応するなどの手段が必要です。

離島・遠隔地の送料設定

日本国内でも、離島や遠隔地には中継料金が別途かかることがあります。

現状shopifyでは、47都道府県で地域設定まではできるのですが、離島などを区別して地域をわけることはできません。

中継料金をショップ側で負担するのもできれば避けたいところです。

Parcelifyというアプリを使えば送料を細かく設定できるものの、shopifyプレミアムプラン、または、shopifyプラス向けのアプリなので、それ以外のプランで契約している場合は利用できません。

機能拡張をせずに離島・遠隔地の配送に個別に対応するには次のような方法が考えられます。

  • 中継料金のかからない配送業者を利用する
  • 一旦キャンセルして正確な送料で決済してもらう

中継料金のかからない配送業者を利用する

中継料金がかかる配送業者とかからない配送業者があるので、中継料金のかからない配送業者を利用するという方法があります。

日本郵便(ゆうパック)ヤマト運輸は中継料金がかかりません。

参照:Shopify で離島配送を設定する方法 – EC ARCHITECT – Medium

注文を一旦キャンセルして正確な送料で決済してもらう

中継料金のかかる地域から注文が入ったら一旦キャンセルし、送料を改めた注文ページから再度決済をしてもらう、という方法です。

shopifyでは手動で注文を作成し、個別に送料を設定することができます。(下書き注文)
手動で作成した注文から請求メールを顧客に送信して決済してもらいます。

参考:下書き注文を作成する · Shopify ヘルプセンター

手動で注文を作成すること、顧客に二度手間をかけることにはなりますが、正確に送料を請求できます。

離島や遠隔地の地域から、実際に注文がどれくらい発生するのかにもよりますが、頻度が多くないのであれば、ひとまずこのやり方で運用してみてもよいかもしれません。

その際は、中継料金が発生する旨、送料の説明をサイト上に必ず明記しておきましょう。

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