【プロが解説】デイトラWebデザインコースのカリキュラムや評判の真相は?

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SNS上で非常に評判の良いデイトラ。

しかし、どんな商品・サービスでも、良いところがあれば悪いところもあるもの。

「デイトラが良い口コミばかりで、逆に怪しい…」

そんな風に勘ぐってしまいませんか?

そこで、デイトラは本当に良いサービスなのか、プロのWebクリエイターがフラットな目線で検証します。

今回はWebデザインコースの内容を解説していきます。

マツカワ
ありがたいことにデイトラ運営の船越さん(@ryota_funakoshi)ご本人が当記事をシェアしてくれました!是非参考にしてみてください。(※私は関係者ではありません。)

サービスの内容は記事執筆時点のもので変更される場合があります。
最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

Webデザインコースの料金と特徴

Webデザインコースの料金と主な特徴を確認していきましょう。

料金が安い

デイトラWebデザインコースの料金とサービス内容
Webデザインコース料金 94,800円 (税込)

デイトラの人気の理由の一番はやはり料金の安さです。

プログラミングスクール(Webデザインスクール)は安くて20万円前後、高いと70万円近くします。

それに比べてデイトラの値段は、安いスクールのさらに半額程度です。

「スクールで学びたいけど高くて手が出せない」という人でも手が届きやすい価格帯です。

現場感がわかる実践的なカリキュラム

現場でも使える実践的なWebデザインのカリキュラム

デイトラ・Webデザインコースは、手を動かして自分でデザインをすることを中心としたカリキュラムです。

単なる知識のインプットではなく、実際のデザイン業務に近いプロセスで進んでいくため、現場とのギャップの少ないスキルが身につくのが特徴です。

Webデザインコースのリリース後にはUIデザインのカリキュラムも追加されるなど、サービスの強化改善も積極的に行われています。

フリーランスの「営業」にフォーカスした講義が教材に含まれている点も、他のスクールではあまり見かけない魅力の1つです。

1年間の長期メンターサポート

現役Webデザイナーのメンターサポートが1年と長い!

デイトラ・Webデザインコースは、平日は1日あたり2時間、休日は1日あたり4時間程度の学習時間を目安として、90日間(約3ヶ月)で完了するボリュームのカリキュラムです。(コース開設以降に追加されたコンテンツを除く)

学習期間に対し、現役デザイナーのメンターが、チャット(Slack)で学習サポートをしてくる期間は1年間です。

そのため、ゆっくりやったとしてもサポート期限が切れてしまう心配はほぼ無いので、安心です。

対面でのサポート(ビデオ通話等)は無いものの、Slackでのサポートは丁寧と定評があります。

Webデザインコースで身につくスキル

デイトラ・Webデザインコースでは以下の知識・スキルを習得していきます。

  • デザインの基礎
  • Figmaの使い方
  • デザインのトレース
  • バナー制作
  • LP (ランディングページ) のデザイン
  • コーポレートサイトのデザイン
  • ECサイトのデザイン
  • LPの改善 (LPO = Landing Page Optimization)
  • アプリのUIデザイン

Webデザインに使うツールとしてPhotoshopを学ぶのが一般的ですが、デイトラではFigmaを使います。

Figmaとはプロトタイピングソフト(あるいはUIツール・デザインツールなどとも呼ばれる)で、類似するアプリケーションは Adobe XD や Sketch などがあります。

プロトタイピングツールを使った業務フローは今後ますます普及していくので、時代に合った学習内容と言えるでしょう。

とは言え、プロトタイピングソフトも万能ではありません。

PhotoshopやIllustratorが不要になるわけではないので、この2つのソフト(特にPhotoshop)の基本操作は覚えておいた方がよいでしょう。

デイトラでもPhotoshopの講義が追加され、基礎の基礎程度はカリキュラムで学べますが、別途参考書等で基礎を網羅しておけるとさわによいでしょう。

Webデザインコースのカリキュラム

Web制作コースは初級・中級・上級との3つの段階に分かれていて、各段階ごとに稼ぐ目標のレベルが設定されています。

Webデザインコースのリリース後には、さらにUIデザイン編も追加されてボリュームアップしました。(2020年9月現在)

具体的なカリキュラムの学習内容を確認していきましょう。

初級

初級編は「月5万円稼ぐためのデザインスキル」という目標で学んでいきます。

  • デザインの基礎
  • Figmaの使い方
  • デザインのトレース
  • バナー制作
  • LPのデザイン

デザイン基礎

導入として、デザインの4原則、配色、タイプグラフィ、余白など、デザインを始める前に最低限知っておきたい基礎知識から学びます。

Figma

次に、プロトタイピングソフトのFigmaの使い方を覚えます。

練習として、サンプルのLP(ランディングページ)を題材にトレース(模写)の方法も学んでいきます。

バナー制作

実践学習の初めはバナーの作成です。

見本のトレースから始めて、バナーデザインのテクニックなどにも触れながら、要件(お題)に基づいたバナーを作っていきます。

LPデザイン制作

初級編最後のトピックは、LP(ランディングページ)のデザイン制作です。

案件を想定したLP制作の手順を学びながら、要件(お題)を元にPC版とスマホ版の両バージョンのデザインを作成していきます。

その他追加コンテンツ

Photoshopの基礎講義や、あしらい(装飾)のサンプル集など、補足的な講座もあります。

中級

中級編は「月20万円稼ぐデザインスキル」を目標に学んでいきます。

  • コーポレートサイトのデザイン
  • Webデザイナーの心構え
  • パターン別サイトデザインの基礎知識
  • デザイナーの営業活動①

コーポレートサイトのデザイン

中級編では、コーポレートサイトのデザイン制作を中心に進めていきます。

LPは1ページ物でしたが、コーポレートサイトはページが複数あり、サイト一式のデザインをしていくので作業ボリュームは増えます。

まずはコーポレートサイトのトレースを行い、構成を理解していきます。

続いて、要件(お題)に基づき、自分デザインをしていきます。

実際の案件が想定された手順がわかるので、デザイナーの仕事がイメージしやすくなるでしょう。

Webデザイナーの心構え・サイトデザインの基礎知識

男性向け、女性向け、メディア、動画サイトなどのジャンルや目的に応じたサイト構成、職業デザイナーとしての心得等についてインプットします。

デザイナーの営業活動

運営の船越さんが自身の経験を踏まえて、クライアントの選別、獲得方法、契約に関する解説や、営業に役立つサービス等について紹介してくれます。

上級

上級編は「より高単価を稼げるデザイナーになる」ことを目標に学んでいきます。

  • ECサイトのデザイン
  • デザインの改善
  • NoCodeによるポートフォリオサイトの作成
  • デザイナーの営業活動②

ECサイトのデザイン

ECサイトのデザインを学ぶことで、コーポレートサイトよりも複雑なサイト構成のデザインに対応できるように鳴ります。

LPデザインの改善

Webページを改善する方法を学びます。

初級編で自分がデザインしたLPを題材とし、改善案を作成していきます。

NoCodeによるポートフォリオの作成

NoCode (ノーコード) とは、コードを書かずにWebサイトを作ることで、Jimdo、Wix、STUDIO、Amebaなど沢山のサービスがあります。

カリキュラムではWixの使い方を覚えて、ポートフォリオサイトを作成します。

その他、バナー制作ツール紹介やモックアップ作成方法などの講義があります。

デザイナーの営業活動

中級編に続き、営業活動についての講義も充実しています。

デイトラのメンター営業会社も経営されているしんじさん、営業スクールWSSクラス代表のそうたさんによる営業の基礎の講義です。

UIデザイン編

UIデザイン編は、Webデザインコースに後から追加されたセクションです。

UIデザインは、主にスマートフォンアプリやWebアプリ(サービス)分野で語られるデザインです。

このカリキュラムでは、UIデザインの基本を学んでスマホアプリのデザインを実践していきます。

WebデザインにおいてもUIデザインの知識は役立つのと、UIデザインまでカバーできるとデザイナーとして活躍の幅は広がります。(実際、WebデザイナーよりもUIデザイナーの方が年収は高い傾向にあります。)

Webデザイナーとして付加価値をアピールするのにも有効だし、キャリアアップに繋げられるので、学んでおいて損はありません。

課題の添削は懇切丁寧だが3回まで

課題を提出すれば、現役デザイナーのメンターに添削をしてもらえます。

丁寧に添削してくれて非常に有益なのですが、惜しいのが添削は合計3回までと制限がある点です。

ですので、初級・中級・上級で1回ずつ提出するなど配分は考えておきましょう。

正直、もう少し添削回数を増やしてくれても良いのになぁと思いましたが、その一方で、しっかり課題に取り組んでもらうためにあえて制限しているようにも思います。

と言うのも、何度でも添削ができてしまうと、課題にじっくり向き合わない可能性が出てくるからです。

学生の時の勉強を思い出すとわかりやすいでしょう。

問題集に取り組んで自分で答え合わせをする、という経験は誰でもあると思います。

難しい問題や手間のかかる問題に取り組んでいる時、わからないからと言って、すぐに回答を見てしまうと実力はつきません。

自分の頭で考えて、自分なりに答えを導き出してから、答え合わせをすることで学びは最大化します。

デザインの勉強もそれと同じで、自分なりにデザインを仕上げて形にするまでの試行錯誤のプロセスこそが重要です。

何度でも添削ができるとしたら、それは問題集の回答をすぐ見てしまうように、課題にじっくり向き合わずにレビュー頼る気持ちが芽生えるかもしれません。

しかし、添削回数が限られているならば、一回一回が貴重な機会になるので、課題に一生懸命取り組み、できるところまで努力するはずです。

このように、添削回数が少ないことが、必ずしもマイナスではないとも言えます。

デザインコンテスト

デイトラでは、定期的にデザインコンテストが開催されています。

デザインコンテストの各回でお題が出されるので、そのお題に則って作品を制作します。

ポートフォリオにもなるので、積極的に参加したいものです。

作品は現役デザイナーが評価してくれます。

コンテストで運営側の目にとまると、案件を紹介してもらえることも多いようです。

Webデザインコースを受ければ転職できる?

答えはイエスでもありノーでもあります。

未経験からの転職成功の主要因は
「どれだけのデザイン力(またはそのポテンシャル)があるか」
です。

自分のデザイン力を他人に伝えるのがポートフォリオ。
ですので、ポートフォリオに全力を尽くしましょう。

当たり前の話ですが
『スクールに通ってWebデザインを勉強しました。雇ってください。』
と言って、雇ってくれる会社はどこにもありません。

ポートフォリオは架空のサイトを作っても良いですが、クラウドソーシング等を使って実際の案件で実績を作ってしまうのもおすすめです。

実案件だと、より現実的な要件でのデザイン制作を経験できます。

一般的には、Webデザイナーになるならデザイン+コーディングのスキルが必要です。

よって、コーディングスキルは身につけておいた方がよいのは間違いありません。

デイトラのWebデザインコースはコーディングの学習はないので、Web制作コースを併せて受講するのもおすすめです。

会社によっては、専任としてデザイナーを募集しているところもあります。

デザインとコーディングを完全分業している会社もあるので、そういった勤務先ならコーディングスキルは問われないこともあります。

ただし、その分、求人の母数自体は減ります。

デザインを学んだ先には、UIデザイナーと言う選択肢もあります。

需要が非常に伸びていて、Webデザイナーより年収も高い傾向です。

デザインに特化していきたいのであれば、UIデザイナーを目指すのもおすすめです。

Webデザインコースを受ければフリーランスや副業でも稼げる?

フリーランスにもなれるし、副業も始められます。

デイトラでしっかり学べばデザイナーとしての基本的なスキルは身についているはずなので、そこから先は実務経験を通してスキルアップをしていけばOKです。

フリーランス・副業でスキル以上に重要になってくるのが営業活動です。

今の時代、クラウドソーシング、マッチングサービス、SNS、直営業など様々な方法で仕事に繋げられます。

デイトラの教材に営業方法のコンテンツもあるので役に立つはずです。

とは言え、慣れないうちはたくさんのトライ&エラーを経験することになるでしょう。

それでも諦めずに辛抱強く行動できるかで、成功の可否が分かれます。

スキルだけではダメで、仕事獲得のアクションをどれだけ起こせるかが、フリーランス・副業の命運を分けます。

また、案件を獲得するにはやはりポートフォリオが大切なので、しっかりと準備しておきましょう。

WebデザインコースとWeb制作コースはどちらがおすすめ?

どちらのコースもカリキュラムは良質なので、自分の好みや興味で選んでOKです。

ただし、Webデザイナーを目指すなら、基本的にはデザインとコーディングの両方のスキルが必要です。

ですので、理想としてはWebデザインコースWeb制作コースの両方の受講です。

どちら1つを強いて選ぶなら、個人的にはWebデザインコースがおすすめです。

なぜなら、デザインは独学で学びにくいからです。

「何か素人っぽさが抜けないんだけど、なぜなのか明確な理由がわからない」

実際にデザインをしてみると実感しますが、このような違和感を何度も味わうことになるでしょう。

初心者のうちは、デザインしたらプロにレビューしてもらう。
これがデザインの効率的な学習法です。

デザインは、初心者が自分で間違いに気付いて自ら改善していくことが難しい分野なのです。

デザイナーはこれからもっと活躍できる?

デザイナーは今後も価値が残っていく職種の1つと言われています。

例えば、現在でもコードを書かずにWebサイトを作れる NoCode(ノーコード) のツールは存在します。

NoCodeがさらに進化していけば、一般的なWeb制作レベルのコーディングは完全に自動化できる時代が来るかもしれません。

未来のことは誰にもわかりませんが、少なくとも現時点で、コーディングよりもデザインの方がAIによる自動化がしづらく、人間が得意な仕事として残っていくと見なされています。

NoCodeで作ったWebサイトは既にたくさんありますが、そういったサービスを使っていても、デザインが崩れていたり魅力に欠けるサイトは少なくありません。

デザインにまで意識が向いていないのでしょう。

誰でもWebサイトが簡単に作れるからこそ、デザインによる区別化がより価値を持つようになるでしょう。

ちなみに、欧米ではデザイナーの地位が日本よりもずっと高い(=年収も高い)のは、デザイン(デザイナー)の重要性が認識されているからです。

残念ながら、日本はこの手の分野で欧米より遅れていると言われますが、今後はデザイナーの地位も徐々に上がっていくことが予想されます。

まとめ

デイトラWebデザインコースの内容について検証してきましたが、謳い文句通りに実践的で現場で役立つデザインスキルが身につくカリキュラムだとわかりました。

プログラミングスクールはたくさんあるものの、デザインにフォーカスして学べるコースは意外と少ないので、デザインクリエイティブに興味のある人におすすめできます。

デイトラのデメリットは、一対一の対面サポート(ビデオ通話等)がないことです。

学習サポートはSlackのみ(チャット)なので、受講生一人一人にあわせた細やかなサポートはありません。

自分から積極的にSlackを活用していったり、自分で調べて学んだことを深掘りするような姿勢がないと、学習に詰まったりモチベーションが続かないこともあり得ます。

デイトラの圧倒的なコスパの高さは、対面サポートのコストがかかっていないからです。

もし手とり足取り丁寧に教えてもらえるサポートが欲しいなら、少し値段は上がっても他のスクールも検討した方がよさそうです。

例えば、TechAcademy(テックアカデミー)デザイン実践ポートフォリオコースはデザイン特化のコースで、メンターによる対面サポートが付いています。

繰り返しになりますが、デイトラのカリキュラムは現場から生まれたような実践的な内容で、良い教材だと思います。

一般的なオンラインプログラミングスクールの半額以下の価格だからと言って、品質が悪いわけではありません。

何を求めるのかによって、スクールの評価も変わってきます。

結論としては、SNS上で口コミの評判が高い理由はカリキュラムにあると言えるでしょう。

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