『インターネットを使って集客するなら、絶対にやっておいた方が良いことは何か?』と聞かれたら、私はメルマガと答えるでしょう。
メルマガは、どんなビジネスでも使えるので、業界・業種を選びません。しかも始めやすいです。
新しいツールが日々生まれてくるインターネットの中で、古株にして現役バリバリ!
何となくメルマガをやっている人も、これからメルマガを始める人も、読者に喜ばれるメルマガの作り方をご紹介します。
メルマガは、シンプル・イズ・ベスト!
メルマガには3つの役割と使い方がある
メルマガと一言に言ってもその目的も使い方も様々です。裏を返せば、脈絡もなくメルマガを発行しているだけでは期待する効果は得にくいもの。
メルマガの役割や達成できることはどんなことで、何を実現したいのかをまず考えてみましょう。大きく分けると、メルマガの役割は以下の3つに分類できます。
- 顧客維持
- 顧客創出
- 認知向上
顧客維持
フォローアップ、リピート販売や、顧客満足度の向上、顧客ニーズの把握などです。
例えば、ネットショップなどであれば、一回買ってくれたお客さんにいかにリピートしてもらうかというのが大きな課題ですね。
ところで、商品に満足してもらえるのはどんな時でしょうか?
それは商品を使うことで、ユーザーの生活や人生にプラスの効果をもたらした時ですよね。
お客さんは商品に関する正しい知識や情報を持っているとは限りません。
と言うよりは、正しい知識や情報はほとんど持っていないと考えておいた方が良いでしょう。
購入してもらった商品の正しい使い方、便利な使い方、活用方法などを伝え、商品を積極的に利用してもらいます。利用するほど商品から得られる効果も大きくなり、商品の満足度やあなたの会社に対する満足度を高めていきます。
顧客創出(リードジェネレーション)
見込客の獲得、有望な見込客の育成、顧客教育といった関係性を構築するのにもメルマガを使います。
なぜ関係性の構築が必要なのかというと、「お客さんは商品を買いたくないわけではなく、信頼できない相手から買いたくない」からですね。
信頼してもらえれば、それだけ商品を購入してもらえる確率は高くなっていきますし、需要を喚起させることができます。信頼関係を築くためにメルマガでコンタクトをとっていきます。
認知向上
ブランド向上、ファン育成、囲い込み、商品情報の提供、Web媒体への流入といった、認知向上です。
自社のことや商品について、より深くより正しく理解してもらえれば、中小企業や個人であってもブランドが向上し、ファンが増えていきます。
メルマガからWebサイト・ブログなどに誘導すれば、自社媒体により多くの時間接してもらうこともできます。
あなたのことをもっと知ってもらいましょう。きちんと認知してもらうことで、需要が生まれた時に、相手はあなたのことをすぐに思い出してくれるようになりますよ。
メルマガのデザインやレイアウトを決めてテンプレートを作る
メルマガのテンプレートを作っておくと、毎回のメルマガ作成を効率よく行っていけます。メルマガを始める前には、メルマガの構成と必要な要素を先に決めておきます。
テンプレートは凝ったものを作る必要はありません。シンプルなメルマガの方が、読者にとって読みやすいメルマガであることをおさえておきましょう。
基本的なメルマガの構成要素をあげます。特別な理由がなければ、これから紹介するメルマガ構成で必要充分でしょう。
なお、メルマガの読みやすさやデザインについては、テキストメールよりもHTMLメールの方が圧倒的に見やすいです。メルマガの差別化やブランド向上など、テキストメールよりも格段に実現しやすいので、HTMLメールでメルマガを配信することも検討してみましょう。
ヘッダー
- メルマガ名
- メルマガの件名
- 日付
- 発行人(会社)
- メルマガナンバー
などの情報を記載します。
「楽しみにしているあなたからのメルマガ」だと視覚的に理解できるので、テンプレートとしてずっと使っていくヘッダーを用意します。
HTMLメールであれば、ロゴなどのヘッダー画像を作成して使うことができますね。
テキスト形式のメールマガジンであれば、罫線や囲い線を使って区別することがあります。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ まるさんかくしかく メールマガジン 2016/08/05 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メルマガ件名 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
リード(導入)
簡単な挨拶文や、メインとなるコンテンツにスムースに誘導するような文を書きます。短めのセンテンスで、メインコンテンツへの興味付けを行います。
〇〇さん、こんにちは。
秋になり、だんだん肌寒くなってきましたね。ところで、秋服のコーディネートって悩みませんか?
コートを着るにはまだちょっと早い。でも防寒対策はしておきたい。。。かさばらず、スマートに着こなしながらも、しっかり寒さ対策もできちゃう秋の着こなしテクニックを教えちゃいます!・・・
メインコンテンツ
メルマガの目的やコンセプトによってコンテンツの傾向は変わります。次のような条件を満たすメルマガを継続的に発信していくことで、固定の読者が増えていきます。
- 読者の役に立つコンテンツ
- 楽しんで読んでくれる内容
- 読者にとってお得な情報
重要なのはコンテンツ。これはブログやSNS、Webサイトなどと同じですね。
「読者にとってこのメルマガは有益だろうか?」ということを意識して発信していきましょう。
HTMLメールなら、画像を使って読者をより惹きつけるメルマガを作ることもできます。画像も積極的に使っていきましょう。
伝えることを絞って配信する
脈絡もなく情報や宣伝を詰め込んだメルマガは、どこを読んだら良いのかわかない、何が重要なのかわからない、といった消化不良を起こすメルマガとなってしまいます。
メルマガごとに伝えたいことや目標を1つ設定して配信するようにしましょう。
見出しを使って読みやすくする
ひたすら本文を書くのではなく、適切に見出しをつけていくと、コンテンツが読みやすくなります。視覚的にも構造を把握しやすいメルマガは読者にとっても親切です。
◆見出し ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
HTMLメールなら、文字を大きくしたり、太字にしたり、色をつけたり、背景をつけるのも簡単です。
フッター
フッターはお問い合わせ先や各種リンク、会社情報などを記載するセクションですね。これは言わずもがな、必須ですね。
/////////////////////////////////////////////////// まるさんかくしかく会社 まる県さんかく市しかく町3-2-1 ■ Mail ・・・ xxxxx@marusan***.com ■ Tel ・・・ 012-***-6789 ■ URL ・・・ http://marusan***.com ///////////////////////////////////////////////////
メルマガの解除リンクは必ず記載する!
メルマガ解除の仕方がわからなかったり、解除するのがやたら面倒なメルマガを見たことはありませんか? あれ、ストレスですよね。
そんなメルマガに遭遇したら、『このメルマガの発行してる会社は、自社の都合や利益しか考えていない』と感じませんか?
『せっかく登録してくれたのに解除してほしくない。。。』
その気持はよくわかりますが、どっちにしたって、解除したいわけですから、メルマガが読まれている可能性は低いでしょう。ここはいさぎよく、いつでも解除できるように、ヘッダーまたはフッターに解除リンクを載せておきましょう。
メルマガ登録の段階で、解除できることをあらかじめ伝えておくのも読者に安心してもらえますね。
メルマガで目的の行動を起こしてもらおう
セールスをためらう必要はありません。ランディングページ・商品ページの案内も積極的に行っていきましょう。ただし、メルマガで関係性を築いているのとそうでないのとでは、反応は大きく変わります。
「信頼できるあなた」だからこそ、商品を買ってくれる人も増えていきます。まずは読者との関係性を築くことを第一に考えてメルマガを送りましょう。
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