Webマーケティングの業界では、ここ数年で、コンテンツマーケティング、インバウンドマーケティング、オウンドメディア、といった言葉が注目されるようになりました。
これらに共通しているのは、ずばり「コンテンツ」です。コンテンツの質が高く、ユーザーに価値のある情報を提供することが、その基本的な戦略となっています。SEOに関しては「コンテンツSEO」という言葉も注目されるようになりました。
ネットの覇者であるGoogleは、質の高いコンテンツをより評価するようになっています。より本質的な評価を下せるようになってきたということですね。
では、その本質的なSEOの評価とはどんなことなのでしょうか?
次のようなSEOの基本原則に則っていれば、正当に評価を受けることができるでしょう。
SEOの基本1: ページ単位(コンテンツの質)
SEOと聞くと、『Webサイト全体あるいはトップページに対して狙ったキーワードで上位に表示させる』と考えている人もいるかもしれません。実際は、各ページ(記事)単位でも評価されます。ですので、一つ一つのページをきちんと作ることが大切です。
そうすれば、記事が増えるほどに、色々なキーワードからアクセスが集まるようになり、全体としてのアクセス数も増えていきます。ブログによる集客は、このページ単位での戦略的なSEOということになりますね。
SEOの基本2: Webサイトの専門性
もう一つが、サイトの専門性の評価です。このサイトは何のサイトなのか、ということをGoogleは見ています。テーマやジャンルを絞って、専門性のあるサイトにすることはSEOでも重要です。
検索行動は、いわば「質問の投げかけ」です。その回答先となるページをGoogleは教えてくれるわけですが、Googleとしても『その道のプロに回答してもらう方が間違いないだろう』というようなイメージですね。
専門サイトで、かつ良質のコンテンツを提供していれば評価されやすくなります。
SEOの基本3: 継続的な更新・運用
その他にも、継続的にWebサイトを運用しているか、ということも重要です。
- サイトのボリューム
- 更新頻度
- ドメインエイジ (ドメイン年齢)
評価としては、
- サイトにボリューム(ページ数)がある > サイトにボリューム(ページ数)がない
- 更新頻度が高い > 更新頻度が少ない
- 古いサイト > 新しいサイト
このように考えられます。考え方としては自然ですね。
なぜSEOの基本原則を知っておく必要があるのか
それは、『こうすればSEOの順位は上がる』という不確実要素の多い情報に気をとられてしまうことが多いからです。楽な方法、ズルい方法についつい手を伸ばしたくなるからです。しかし、そこには必ずリスクが付いてきます。Googleは進化しているので、そのうち見破られてしまいますよ。
Googleは、ユーザーに有益な検索結果を表示したいと考えています。有益な検索結果とは、ユーザーの満足度が高い検索結果です。ということは、クリックした先のページのコンテンツが有益である必要がありますね。
Googleのアルゴリズムの指標は、非常に細かく何百とあり、かなり複雑なので、実際に順位が何位になるかは、やってみなければわかりません。
しかし、Googleはユーザーのために質の高いコンテンツを提供しているサイトが損をするような結果にはしたくないと思っています。
Googleのアルゴリズムはどんどん進化しているので、誠実な運営をしているブログやサイトは、今後ますますその恩恵を受けることができるようになるでしょう。
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