ネットで集客していきたいという人からの相談を受けていると、ある思い違いをしている人が、意外とたくさんいることに気づきます。
そして、その思い違いが、インターネットで集客できない原因になってしまっているのです。今回は、その原因たる思い違いが何なのか、についてお話してみたいと思います。
目次
ネット集客の勘違いその1:
ホームページやブログは単なる器でしかないということに気づいていない
ホームページというか、インターネットそのものもですが、これらは単なるメディアです。TV、ラジオ、本などと同じで、インターネットも媒体です。ホームページを作っただけで
集客ができると思っている人も、実はまだまだたくさんいます。
逆に、チラシやDMはどうでしょうか?
『今時そんなのやっても反応はとれないよ』
そんな風に考える人もたくさんいます。しかし、どちらも発想は同じです。それを使って何をするかが抜け落ちてしまっています。
マーケティングは、いかにこちら側に引き寄せるかを考えて実行することなので、メディアをどう使うかが一番重要なポイントです。
とくに、ホームページやブログなどのメディアは、誰でも簡単に持つことができますから、それらを所有しているだけでは、他と差がつく理由にはなりません。
ネット集客の勘違いその2:
制作会社が何でもしてくれる、するべきだと思っている
例え話をしてみましょう。家を建てたとします。家は言ってみれば器ですよね。その家に住む人が、ろくに掃除をしないで、仮に、ゴミ屋敷のようになってしまったとしましょう。
そこで、ゴミ屋敷になってしまったことを、大工さんのせいにするでしょうか? まぁ普通の感覚の人ならそんなことは思いもしないはずです。(笑)
ところが、Webに関してはそうでもないのです。ゴミ屋敷になったのは、大工さんのせいだと思ってしまいがちです。つまり、集客できないのはホームページを作った業者のせいだと。
一般的な制作会社さんは、言ってみれば大工さんです。見た目のキレイなデザインにしたり、HTMLなどの専門スキルでホームページを組み立てるプロです。
依頼者に満足してもらえるホームページを作って納品することが仕事です。ホームページを作ることと、集客することは全く別次元の問題なのです。
残念ながら、ホームページがあるだけで儲かるような黄金時代は10年ほどに終わりました。
- どんなホームページを作るべきなのか
- そのホームページをどう活用していくのか
- どの業者にお願いするのか
- どこまで自分たちでやるのか
- どこからプロに依頼するのか
など、これらは経営者が自身の責任で判断しなければならないことです。大工さんは、生活習慣までは改善してくれません。
ネットで集客を成功させるには主体性をもって取り組むことが重要です。自分の意思決定に責任を持って行動できる人が成功します。誰かのせいにしたり、他人に依存したりする人は成功しづらいです。
ネット集客の勘違いその3:
うちのビジネスは特殊だからネットは使えないと思っている
『うちのお客さんの場合は、コレコレコウだから特殊なんだよね。だから、うちの場合はネットは使えないかなぁ。』と言った具合です。
言いたいことはわかります。やったことがなければイメージが湧かないのも当然だと思います。しかし「じゃあどうすれば使えるのか」を考えるのが経営者の仕事ですよね。
さらには、同業がネットでうまくやっていても『うちはそことも少し違うんだよねぇ。』なんて言葉も聞いたことがあります。どんなに上手くいく方法があったとしても、多かれ少なかれ自分のビジネスにカスタマイズすることは必要なのですが。。。
できない理由なんて、探し始めればいくらでも見つけることができます。どうやればうまくいくのかを考えるのは楽ではありませんが、そこで諦めなければ、ネット集客は上手くいったも同然です。
ネット集客の3つの勘違い、いかがでしたでしょうか。 ついつい、こういうネガティブな考えに陥ってしまうこともあるかもしれません。上手くいかなければなおのこと。
しかし、これらは間違いなく、成功しない思考パターンです。ですので、反面教師として、こういったことも覚えておきたいものですね。
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