リソースの少ない小規模なビジネスを行っている私たちにとっては、ジョイントベンチャーはとても強力な方法ですね。最もスピーディーにビジネスの成果を出せる方法がジョイントベンチャーです。
ただし、ジョイントベンチャーをする時には気をつけなければいけない点がいくつかあります。ジョイントベンチャーに成功する秘訣は次の3つです。
秘訣その1:
ジョイントベンチャー先を見極める
ジョイントベンチャーのクライアントは、あなたにないものを持っているからこそ、ジョイントする意味がありますね。
例えば、クライアントの商品と関連する商品で、なおかつ競合しないような商品を販売しようとジョイントベンチャーをしたとします。ところが、お客さんの獲得に困っている者同士が協業して、一緒になってお客さん集めをしようと考えました。
この場合、ジョイントベンチャーのパワーを最大限に発揮することができません。もし、あなたがリストが欲しくてジョイントベンチャーをするのなら、見込み客のリストを保有しているクライアントに話を持っていく必要があります。
自分が欲しいものが何で、それを持っているクライアントはどこか、をきちんと見極めなければいけません。
秘訣その2:
クライアントの負担を少なくする
クライアントに余計な手間やコストをかけさせてしまうと、ジョイントベンチャーがなしくずしで失敗する可能性が高くなります。クライアントにとってのジョイントベンチャーの魅力は、リソースを増やすことなく、利益を増やすことができることですよね。
単なるあなたのビジネスのお手伝いと思われてしまっては、そのジョイントベンチャーに魅力を感じません。その結果、ジョイントベンチャーはうまく機能しないまま、失敗してしまうでしょう。
自分達でできることは全てやるつもりで、相手の仕事を増やさないようにしましょう。相手の負担が軽くなればなるほど、相手にとって旨味のあるジョイントベンチャーになるので、良い結果を生み出しやすくなりますね。それはあなも願っていることのはずです。
秘訣その3:
ジョイントベンチャーにおける不安やリスクを払拭する
根本的な話になってしまいますが、儲かりそうだという理由だけでジョイントベンチャーをしようとするのはあまり良くありません。クライアントの立場になって考えてみるようにしましょう。
- 顧客を奪われるのではないか
- 機密情報の取り扱いは問題ないか
- クライアントとその顧客との関係に傷をつけるのではないか
- 本当に顧客の役に立つ商品なのか
- そもそも信頼できる相手なのか
ジョイントベンチャーをすることで、クライアントにとってのメリットもさることながら、デメリットも包み隠さず伝えておきましょう。
ジョイントベンチャー相手とも信頼関係がなければ続きませんね。利益云々の前に、まずはクライアントにとってあなたがどんな役に立てるのかを考えましょう。それを必要としているクライアントとジョイントベンチャーをしていけば、長期的なお付き合いもできるでしょう。
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