アクセスデータを分析していて、気付いたことなど、ちょこっとメモしておきたいことがありませんか?
紙のノートやPCのどこかのファイルにメモを保存してもよいのですが、Googleアナリティクスのレポート上にメモできたらもっと便利ですよね。
そんな時は、Googleアナリティクスのメモ機能を使いましょう。
メモの作成方法とよくある活用ケースについて紹介します。
目次
Googleアナリティクスのメモ機能とは
Googleアナリティクスのメモ機能は、日付をつけてメモやコメントを残しておける機能です。
1つのメモにつき、160文字までのテキストを入力できます。
ガッツリとした内容を書くのではなく、簡易的なメモとして手軽に残しておくことができます。
保存したメモは、他のメンバーにも見てもらうことができるので、複数人でGoogleアナリティクスを利用している時にも便利な機能です。
メモ機能の利用方法
ここでは例として、[ユーザー]→[概要]のレポートからメモを作成します。
レポートのグラフのすぐ下にある、下矢印マークのタブをクリックして開きます。
開いたメニュー右側の[+新しいメモを作成]をクリックします。
メモ作成画面で、日付、メモの内容、公開設定 の3つを入力して保存すれば完了です。
日付は、メモを残した日というよりも、注目すべきデータが存在している日を選択します。
例えば、Googleアナリティクスにログインしたところ、2日前にアクセスが急増していたことを発見し、その原因について記しておこうと思ったのなら、その2日前の日付でのメモを残します。
メモを残した日をわかるようにする必要があるのなら、メモの内容に記載日を書いておくという方法もあります。
公開設定を「共有」にすると、Googleアナリティクスを共有している(そのビューを見ることのできる)他のユーザーもメモを見ることができます。
「非公開」にすれば、作成者だけが自分のメモを見ることができます。
メモが作成されると、グラフの日付表示付近にメモのアイコンが追加されます。
メモのアイコンをクリックすると、該当のメモが黄色で表示されます。
メモ欄の右側は、作成者の Googleアカウント (gmail アドレス) が表示されます。
作成したメモにはスターを付けられます。
メモ表示欄の左上の「表示」方式で[すべて]と[スター付き]を切り替えられます。
重要なメモなどにスターを付けておくなど、 簡易フィルターとして利用できます。
どのレポートメニューでメモを作成したとしても、他のレポート画面にも共通して表示されます。
ここでは[ユーザー]→[概要]でメモを作成しましたが、[集客]→[すべてのトラフィック]→[チャネル]のレポートを開いてもメモを表示できる、といった具合です。
ただし、一部のレポートの画面では表示されず、作成もできません。
主にグラフ表示のあるレポート画面でメモが表示されます。

管理メニューからメモを作成する
管理メニューからメモの作成や編集をすることもできます。
作成済みのメモが一覧で表示されるので、過去のメモをザッと確認するのにも管理メニューを見たりします。
[ビュー]メニューの[メモ]をクリックします。
メモ一覧が表示され、既に作成済みのメモの編集もできます。
新規メモの作成は[+新しいメモ]ボタンをクリックします。
スターの有無、日付、メモの内容、公開設定 を入力して作成します。
メモの活用方法
オーソドックスなメモの活用場面をいくつか紹介します。
アクセスデータの分析や考察
例えば、アクセスが急に増えたり減ったり、通常のアクセス傾向と異なる動き(異常値)があった時などに、分析結果(原因や考察)について簡単に残しておきます。
必要に応じて他のメンバーと共有しておけば、情報共有やコミュニケーションの効率が上がりますね。
マーケティング施策実行の記録
各種マーケティングの施策を開始した日や終了した日、実施結果などを残しておくと、スムースにGoogleアナリティクスで状況が把握できます。
Webサイトの改修・リニューアルの記録
Webサイトに変更を加えたりリニューアルをすると、一時的にアクセスに影響が出ることがあります。
メモを残しておけば、『リニューアルしたことをうっかり忘れ、アクセスの変化の原因特定に無駄に時間を割いてしまった』などのケアレスミスの防止にもなります。
メモは使いやすいように使おう
活用ケースを紹介しましたが、メモの使い道にルールはありません。
自分なりに便利な使い方ができれば、それでOKです。
チームで分析するなら、使っていく中でメンバーとルールを設けてもよいでしょう。
ちょっとした機能だけど、あると便利なメモ機能、ぜひ活用してみてください。
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