ドメインにまつわるSEOのウソ・ホント

SEOには様々な噂話がありますが、ドメインとSEOの関係についても色々な説があります。SEOの効果はドメインに蓄積されていくものなので、誰しもが気になることですね。

ただし、あまり鵜呑みにし過ぎると、真実でないことにも振り回されてしまったり、無駄な施策を講じてしまったり、となってしまいます。

そこで今回は、ドメインにまつわるSEOの話題について取り上げて、本当のところはどうなのかを考えてみたいと思います。

ccTLD と gTLD のドメインの種類によってSEOに違いはあるのか?

「 ccTLD と gTLD では ccTLD の方がSEOに強い」
と言われることがあります。

ccTLD は、Country Code Top Level Domain(国別コードトップレベルドメイン)の略で、国によって割り当てられているドメインのことです。
日本であれば「.jp」、インドなら「.in」、イタリアなら「.it」というように定められています。

gTLDは、Generic Top Level Domain(一般トップレベルドメイン) の略で、国に依存せず汎用に使われるドメインです。「.com」「.net」「.org」などが馴染みのあるドメインですね。

これらのドメインの種類によるSEO効果の差は現在はないと見て良いでしょう。

なぜこのような議論がされるのかというと、ドメインの取りやすさや安全性といった背景があるようです。

例えば、ccTLD の中でも .co.jp は、日本に在って登記している会社しか取得することができません。しかも1法人に付き1つしか取れません。ドメイン取得に際して書類が必要になるなど手続きが面倒で、gTLD に比べてドメインの金額も高めです。

gTLD は、金額も安めのものが多く取得が簡単なので、スパム業者は gTLD をたくさん取得しています。(仮にスパム業者が「.co.jp」を利用していたら、身元をバラしているようなものです。)

こういった事実が、ドメインの種類によるSEOの有利不利といった噂を生んでいるようです。

ただし、ユーザーの印象としては「.jp」や「.co.jp」の方が安心感や信頼感はあるでしょう。「.jp」ドメインは、世界で最も安全な国別コードのドメインと言われるくらいです。

ターゲットユーザーが日本国内、かつ、より無難なドメインを選択したいということであれば、 「.jp」ドメインを取得すれば良いと思います。
「.jp」なら誰でも取得可能ですし、会社や企業であれば「co.jp」を取得しておくのも良いでしょう。

参考:
SEO上 .com .co.jp .edu .christmas に効果の違いなし
世界一安全な.jp

.com や .net などの名前によってSEOに違いはあるのか?

これも気にする必要はありません。

やはりユーザーが受ける印象であったり、Webサイトの内容との関連性を考えて、gTLD を選択すれば良いでしょう。

あまり馴染みのないマイナーなドメインや、パッと見て意味がわかりにくいようなトップレベルドメインは、何となく怪しさを感じさせてしまうかもしれませんね。

無難なところでは、やはり「.com」「.net」あたりが人気ですね。

新 gTLD はSEOに弱い?

2014年から、新しいドメインがたくさん誕生しました。
当時、お名前.comさんが「.tokyoを取ろう!」というようなCMをやっていましたね。

これらの新ドメインに対して「Googleのロボットが上手く処理できないのではないか?」というような疑念が囁かれていたのですが、Googleの公式ブログではこのことに対して言及してくれています。

新しいドメインがSEOに不利ということはありません。

基本的に、新しい gTLD も他の gTLD(.com、.org など)と同じように処理されます。検索において、特定の TLD のキーワードが有利に働くことも不利に働くこともありません。

新しいトップレベル ドメイン(gTLD)に対する Google での取り扱いについて』より

この公式の発言が、ドメインにまつわるSEOの本当のところと言えると思います。

後半の文では『特定の TLD 』という言い方をしています。これは gTLD も ccTLD も含まれていることになりますね。よって、ドメイン名によってSEO効果に差はないと言えます。

そもそも、トップレベルドメイン によって検索順位が左右されることは、SEOの在るべき姿から考えてもしっくりきません。もし仮に、現時点では何らかの差があったとしても、ランキング要因としては取るに足らないレベルだろうし、今後なくなっていくでしょう。

ドメインは、SEOよりも用途に合わせて選択すること、長い目で見て使い続けることのできるものを選ぶことが大切ですね。

ユーザーにわかりやすい新ドメイン

新ドメインの登場によって、これからはドメインにもバラエティ性が出てきそうです。

新ドメインでは、よりWebサイトの用途や目的に合致したドメイン名にすることができそうです。
例えば、

  • .studio
  • .restaurant
  • .solutions
  • .marketing
  • .photo
  • .shop
  • .services
  • .support
  • .tokyo
  • .yokohama
  • .nagoya

などなど、イメージがしやすいドメインが増えました。

古くからあるドメインについては「欲しいワードが既に取得されていて取れなかった」ケースが多々あると思いますが、新ドメインならば欲しい名前のドメインをまだ取得することもできるかもしれません。

ドメイン一覧(gTLD)

ちなみに、日本語のトップレベルドメインも出てきました。
Googleさんがリリースした「.みんな」というドメインのキャンペーンサイトもちょっとした話題になりました。※
日本語ドメインについては後述

「はじめよう.みんな」のキャプチャ

はじめよう.みんな

ドメインエイジ(年齢)は長いほどSEOに有利なのか?

Googleの複雑なアルゴリズムのうちの1つの指標として、ドメインエイジを参考にしていることは間違いでしょう。
ただし、ドメインエイジとSEOの関係を本質的に考えるならば、それは運用実績への評価ということになります。

例えば、ドメインを取得してから10年経っているが、ただの一度も更新をしたことのないオールドドメインのサイトと、ドメインを取得して2年の新しいサイトだが年間で100ページのコンテンツを追加しているサイトでは、どちらがより評価されるべきでしょうか?

言うまでもなく、それは後者ですよね。(もちろん低品質なコンテンツでは意味がありませんが)

あくまで実績ありきの話で、無条件に「オールドドメインだから〜」という理由だけで議論することは意味がありません。

「サイトを公開する予定がなくてもドメインを取得して寝かせておけ!」
というようなことも以前はよく言われていましたが、そういった小細工も考える必要はありません。

やっぱり中古ドメインはSEOに強い?

なぜ中古ドメインがSEOに強いと言われるのかというと、それは過去にそのドメインで得たSEOのパワーを引き継ぐことがあるからです。中古ドメインについている被リンクなどの効果が欲しい、ということですね。

SEOがドメインと紐付いていることを考えれば、中古ドメインが物によって効果があることは理屈としてはおかしくありません。なので、良質な中古ドメインであれば、SEOに効果があることは現時点では事実でしょう。

ただし、被リンクによるSEO効果自体が以前とは変わっているため、昔ほどに中古ドメインの恩恵を受けられるわけではありません。

まして、質の悪い中古ドメインを掴んでしまった場合は、逆に順位が上がりづらくなってしまうこともあります。

検索エンジンも日々進化しているわけなので、今後どのように中古ドメインであることが影響してくるかは常に目を見張らなければなりません。
少なくとも、リスクのある方法に違いはないし、精神衛生上も良くありません。

そもそも、SEOを目的とした中古ドメインの利用はGoogleが歓迎していることではありません。

結論としては、扱いの難しい中古ドメインをあえて取得する必要はないと考えます。それよりも優れたコンテンツを作ることに注力した方が良いでしょう。

日本語ドメインはSEO上有利なのか?

日本語ドメインは以前はSEOに効果がありましたが、これは過去の話です。

日本語ドメインのメリットと言ったら、検索結果でURLが多少目立つのでクリック率が上がるかもしれない、、、といったことはあるかもしれません。

日本語ドメインの検索結果での表示

これもどれほどのメリットなのかと考えると、大したメリットではないと感じます。

反対に、日本語ドメインのデメリットとしては、ピュニコード変換されて何かと煩わしいことがあげられます。

ピュニコード変換とは、簡単に言うと、DNSサーバー側でドメインを読み取れる文字形式に変換することです。

日本語だよ全員集合.jp
 ↓
xn--g9j3do16i2gc84aw59do6bc84jm4wa.jp

一番の懸念は、被リンク獲得の機会損失に繋がる可能性があることです。

  • 
URLを貼ると自動的にリンクテキストが生成されるサービス等で何らかの不具合が起きないとも限らない
  • エンコードされるとURLが長くなるため、記述に誤りが発生しやすい
  • よくわからない文字列(ピュニコード)に変換されることで怪しさを感じてリンクを取り辞めてしまう

リンクを貼ってくれる人が、みんながみんな、Web技術の知識に明るいわけでもないでしょうから、こういった不安も残ります。

それから、メールアドレスにドメインを使おうものなら、かなりの違和感を感じます。。。

contact@xn--g9j3do16i2gc84aw59do6bc84jm4wa.jp

少なくとも現時点では、日本語URLは見送った方が良いと考えます。

ドメイン名にキーワードを含めた方が良いのか?

日本語ドメインと同じ理屈で、過去にはドメイン名にキーワードを含めることに効果があったようですが、現在ではSEO効果としては意味がありません。仮にあったとしても、これもやはり取るに足らないレベルのものでしょう。

キーワードを入れることに神経質になることはありませんが、それが自然なことであればキーワードを含めるのは良いと思います。

SEO云々ではなく、ユーザーにとって分かりやすいもの、覚えやすいもの、連想しやすいもの、であることを考えましょう。

キーワードを理由に既存サイトのドメインを変更する必要もありません。

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